レッズ&ドライブ

2007年8月15日 万博記念競技場 Jリーグ第20節 ガンバ大阪戦

受験生兄弟の夏休み 香川から瀬戸内海を越えて万博へ


今回のリポーター
(左から)私、大河、亜紀子、健人

参加メンバー

安藤公一(43)=レポーター。

亜紀子=妻 助手席では地図を広げて、ナビゲーター。

健人=高校3年生。小学校からGK。選んだ理由は「誰もやる人がいなかったから」。将来の夢はスポーツ用品開発者。

大河=中学3年生。サッカーを始めたのもGKになったのも、スパイクが好きになったのも大好きなお兄ちゃんの影響。志望校ももちろん、健人の高校。

生まれも育ちも四国、香川県三豊(みとよ)市。私は、もともとサッカー好きで三菱車ファンだったから、当然のように最初からレッズを応援していました。でもハマってしまったのは9年前。埼玉での単身赴任生活の時です。43年の人生で唯一の一人暮らしは、グッズショップや駒場スタジアムへ足繁く通った至福の半年間でした。

実は3年前に家族揃って四国から埼玉スタジアムへ出かけたことがあります。

“2ndステージ優勝”のかかった最終戦。2ヶ月後に高校受験を控えた長男も一緒に愛車デリカでの車中2泊。3日間走りっぱなしの浦和往復は、我が安藤家の語り草になっています。

今、長男は高3、次男が中3でともに受験生。子供たちも大きくなり、4人でレッズをスタジアム観戦できるのは、もしかしたら最後かもしれません。

高松からフェリーで神戸、そして大阪、帰りは瀬戸大橋を渡って帰宅したのは深夜2時過ぎ。

強行軍でしたが、記録的な猛暑の記憶とともに、楽しい夏休みの思い出を作ることができました。

8月15日(水)

3:40 出発

健人と同じ年のミニカ・ダンガンと、大河と同じ年のデリカスターワゴンはお留守番です。三菱は丈夫で長持ち絶好調。ダンガンは、健人が来年免許を取ったら乗らせるつもりです。 いつも遠出の時はディーゼル車のデリカに乗っているから、今回用意してもらったグランディスは静かで快適。だけどエアコンやコーナーセンサーなどの最新式の装置にはなかなか慣れません。

3:50 高松自動車道・三豊鳥坂IC

4:10 高松中央IC

子供たちは2人揃ってサッカースパイクが大好き。変わったデザインのものや、最近では機能的な部分にかなり興味を持っている様子です。 体型もそっくりで、洋服は同じ物を着まわし、ケンカしたこともありません。ただ性格は全然違う。すぐにカッとなる都築選手タイプの健人に対して、いつも何か黙々とこなしている山岸選手タイプの大河。

4:30 フェリー乗り場到着

埠頭の乗用車待機場所には、既に20台近くの車が停まっていました。
その最後尾にグランディスを停め、私はチケット売り場へ、亜紀子と子供たちは乗船口へと、家族は何も言わなくても定位置へ移動します。本州に渡る時はいつもフェリーを使うので、家族はみな慣れたものです。
車1台と4人分の乗船券を買います。

5:00 乗船開始

4人とも川の字で、しばらく寝ることができました。

デッキに出て明石海峡大橋をバックに記念撮影です。
「大河ぁ!」
呼んでも素直に振り向かない。年頃ですね。

7:30 起床

9:15 神戸港到着

全員でグランディスに乗って下船。フェリーの自動車出入り口は、まるで鯨の口。

まずは息子達が楽しみにしている三宮にある大型サッカーショップKAMOへ。年に数回しか行くことのできないこのお店。2人にとっては、レッズ観戦と同じぐらい楽しみなのです。
KAMOは私達にとって単なるサッカーショップではなく”日本サッカーミュージアム”みたいなもの。
健人は昨年1人で東京のKAMOへ行ってきて、それを羨ましがっていた大河が、少し前“冒険旅行”と称して、やはり1人で三宮のお店へ出かけたことがありました。
「三宮まで行くんは全然大変でないよ。ただ、KAMOへ行くんは迷子になりそうでチョット不安やったわ。」と言いながらも、帰ってきて、友達に自慢して羨ましがられたようです。

9:30 三宮

三宮駅近くの駐車場にグランディスを停めました。

KAMOが近づくと、それまで私の後を歩いていた息子2人が、スタスタと先頭を早足で歩き始め、到着すると、一目散に4階スパイク売り場へ。
2人とも目を輝かせ、気になるスパイクは中敷を外してまで隅々チェック。健人が鈴木啓太選手の黄色いスパイクと山田暢久選手モデルを試着しました。

息子たちは、店員さんとスパイクの話やレッズの話で盛り上がるのが嬉しいようです。
サッカーに詳しい人のいる香川の若松屋、岡山のけまり屋と言うお店にも連れて行ったことがあります。

結局購入したのは、キーホルダーだけ。
「どの色にしようかな」と大河が迷っていると、「一緒でいいやん」と健人。
赤いキーホルダーを2つ買ったお兄ちゃん、誰にあげるのかな?

11:30 南京町到着

日本三大中華街の一つである南京町へ。
所狭しと立ち並ぶのお店の中から、2つのお店を選んで食べ比べ。ジャジャ麺、ふかひれ丼、冷やしふかひれラーメン、冷やしビビン麺(各\300)を食べました。

12:30 駐車場到着

12:55 摩耶IC・阪神高速道路

13:05 西宮JCT

13:20 吹田SA・名神高速道路

大阪みやげを買うなら、ここが最後。
同居しているおじいちゃんとおばあちゃんのお土産に、暑くても腐らない「どら焼き」を選びました。

14:00 ガソリン給油

14:10 吹田IC・名神高速道路

高速を降りて、万博競技場の近くにある販売会社に向かいます。 お店は定休日だけど、車を停めさせてもらえることになっています。

14:30 西日本三菱自動車販売(株)千里店に到着

お店の前には、デリカD:5が置いてありました。ずっとデリカスターワゴンに乗ってきたから、次に買うならD:5もいいけれど、子供も大きくなって、もう大きい車はいらなくなるなあ。

15:30 大阪モノレール・万博記念公園駅に到着

夫婦にとっては幼稚園の時の万国博以来37年ぶり、息子たちにとっては初めての万博です。

全国的に猛暑続きとなったこの週。大阪はこのとき36℃。
開門を待つレッズサポの列は、競技場の外、モノレール駅に繋がる歩道橋の先までずっと続いていました。何百何千もの団扇を扇ぐ赤い人、人、人。ビックリしました。
ちなみに、翌日は埼玉県で観測史上最高の40.9℃を記録。

16:20 開門

サポーター用掲示板を携帯でスタメンをチェックすると、なんと小野伸二選手が、ベンチにも入っていません。

小野伸二選手は私たち家族の“思い出の選手”なんです。彼が清水商業からレッズに加入した98年。まだ小学生だった息子たちを連れて出かけた広島でのレッズ戦からの帰路。新幹線のホームで見つけた小野伸二選手が2人の息子たちと写真に写ってくれたんです。
ホームには他の選手もいて、岡野選手は、コーラを飲みながら週刊誌を読んでいたと記憶しています。プロサッカー選手も人間なんだと思った瞬間でした。
売店で「もみじ饅頭」を買っていたのを見て、以来“伸二=もみじ饅頭” と言う図式が出来上がっています。

2人の息子が小学校の頃、私は3級審判員の資格を取りました。週末度に子供の試合へ出かけ、私が行かれない時は、亜紀子だってアシスタントレフリーをやったりしたことを思い出しました。
そんな経験もあって亜紀子もレッズや、サッカーを見る目は人一倍厳しいんですが。

今も自宅のリビングに飾ってあるその時の写真。大判でプリントしたその写真も息子たちの成長とともに少しずつ黄ばんできました。
そんな思い出のある小野選手なのに、レッズに復帰してから直接プレーを見たことがありません。だからこそ今回、見られると思っていたのに残念です。

19:00 キックオフ

「肘、入っとるやん」「オフサイドやん」「間、空いとるやん」 健人の声が、試合が進むにつれて大きくなります。 亜紀子からの副審に対する鋭い指摘も飛び出します。
ロスタイム4分、長すぎる。
早く笛吹いてくれ!!

試合終了 0-1

健人も大河も亜紀子も一緒になって、“We are diamonds”を熱唱しました。
こんなに嬉しそうな大河を見たのは久しぶりです。

21:20 万博記念競技場出発

名残惜しいけど、会場を後にします。楽しい思い出をありがとう!!

21:40 万博記念公園駅到着

1つ先の万博記念公園駅まで歩きました。心地よい疲れです。
「この勝利で、半年は持つね。」と亜紀子。
私は1週間は持ちそうです。

21:50 山田駅到着

両チームのサポーターで混雑しているモノレールに乗って、千里店へ戻り、グランディスに乗り込みました。

22:40/中国池田IC・中国自動車道

23:00/西宮名塩SA

みんなが寝てしまう前に腹ごしらえ。

23:50 白鳥SA・山陽自動車道

24:20 山陽自動車道・備前で高速を下りる。

1:40 香川へ上陸

瀬戸大橋を渡り、香川県坂出市。

2:30 無事帰還

同乗者3名は熟睡中。お出かけ帰りのいつもの光景です。
道中 約23時間、トリップメーターは約540kmでした。
スポーツニュース(録画)をチェックしてオヤスミナサイ。
私は3時間後に出勤です。

グランディスは快適でした。高速の追い越し車線をあんなに快適に走ったのは、デリカの前に乗っていたギャラン以来です。15年ぶりかな?
デリちゃん、浮気してごめんね。

追記
2ndステージ優勝を見届けた時にお世話になったのが、香川三菱自動車観音寺営業所・林倉所長です。
なんとしても家族揃って埼玉スタジアムへ行きたかった私は、友人たちにチケットを頼んでいました。
試合の1週間ほど前、林倉所長から「どんな席か分からんけど手に入った」の連絡を受けて急遽本決まりになった弾丸ドライブでした。
驚いたことに、用意して頂いたのはビューボックス席。しかも温かい食事付き。ところが3人分しかなくて、健人だけは自由席。
彼は当時の話をすると、今も怒ります。死ぬまでに一度ビューボックスを拝ませてやりたいです。エエ話や~

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