車で出かけたファン・サポーターによる、応援遠征ドライブレポート。知って得するJ1チームのホームスタジアム周辺情報は各地の販売会社から発信。みんなで車に乗ってスタジアムに出かける、楽しみ方のいろいろをお届けします。

磐田戦のこの日は、レポーターの鈴木さんご夫婦16回目の結婚記念日でした。
「記念日だからって毎年何もしていないのに(このレッズ&ドライブの当選は)、きっと何かの縁ですね」と妻の美奈子さん。毎年、夏はキャンプ、冬はスノーボードに行く仲良し家族だけど、今年の冬は長女の愛理ちゃんの高校受験があって、“すべる”といけないのでスノーボードへは出かけなかったそうです。
前日は浦和駅前の伊勢丹で長女愛理ちゃんの高校の制服を受け取り、レッドボルテージでレッズのフラッグを買って、夕飯はサポーターが集まる店で有名な浦和「酒蔵 力」。
結婚記念日の家族旅行。このレポートも忘れられない思い出になったことでしょう。
今日はエコパスタジアムまでのドライブ。途中静岡県最南端の“御前崎”に寄ってみようと思います。景色が素晴らしい場所で、“恋人の聖地”に認定されたデートスポットもあるらしいので、せっかくなので寄れたらと思っています。
娘達のリクエスト、ジャニーズのお気に入り曲を集めたCDをセットし、ナビに“御前崎”を設定したら出発です。
うっすらと明るくなってきました。
今日のクルマは、シルバーのデリカD:5。10年前に買った我が家の愛車、デリカ・スペースギアと比べると、重心が低く、どっしりと安定しています。足元はすっきりと広く、乗り心地抜群です。
サッカーは、私はプレーヤーとしての経験はありませんが、出身の茨城県古河市が、古くからサッカーが盛んだったし、妻は浦和育ちで、高校ではサッカー部員は女生徒の憧れの的だったそうですから、夫婦2人とも子供の頃から好きでした。
結婚した92年、がらがらの国立競技場で、読売クラブの三浦知良選手と武田修宏選手をすぐ目の前で見て妻が喜んでいたのを覚えています。
レッズは、日本代表の試合で福田正博選手を見たいと思ったのがきっかけでした。
あれから約10年、いつの間にかのめり込んでしまったようです。レッズの思い出は色々ありますが、一番心に残っているのは2004年の2ndステージ。優勝を決めた名古屋グランパス戦での、駒場スタジアムの紙ふぶきです。サポーターから放たれた大量の紙ふぶきで階段が滑り台みたいになりました。「私達も作って持っていったけど、席にはすでに葉書大にカットされた紙が3cmくらい積んで置いてあったよね」と妻も強く印象に残っているようです。試合後、4人で大量の紙ふぶきを集めて持って帰りました。
その日のニュース番組でみた駒場の上空からの映像は、まるでスタジアムから雪が舞っているようでした。
それと愛理と美紗が小さかったころはさすがにアウェー戦は行けず、人だかりのできたレッドボルテージで、床に座って観戦していたこと、見終わる頃にはおしりが痛かったことを思い出します。
“ポルトガル”というパン屋さんでメロンパンを買います。10年前くらいにバスガイドさんの口コミで流行ったんですよ。SA内の工房で作られた自家製で、焼きたてだからすごく美味しいんです。東名を通る時はいつも楽しみにしています。
富士山が見えてきました。
後ろを見ると子供達はぐっすり眠っています。愛理はおとなしそうに、理沙はパカッと口をあけて。中学校では同じテニス部だったのですが、顧問の先生は最近まで二人が姉妹だと知らなかったんです。
二人の性格は正反対ですが、ジャニーズの話では、仲良く盛り上がっているようですよ。
「ロープーウェーはどの辺だったかな」と私が言うと、「昔はお台場なんてなかったもんね」と妻。
以前はデートで夜景を見に行くというと、日本平が定番だったんですよ。
今日の勝敗予想。私達の予想は2−0でレッズの勝利。1点目は、闘莉王選手。理由は、調子とか戦術ではなく、闘莉王選手のあの熱い感じが好きなので、ゴールを決めて欲しい、それだけです。もう1点は、DFの選手…阿部選手がセットプレーでヘディングかな。妻は調子の良いエジミウソン選手じゃないかと言っていますが、どうでしょうか。
御前崎に行くため、一度高速を降ります。
車を走らせていると、大きな魚をかたどった看板が見えてきました。どうやら市場のようです。立ち寄る予定ではなかったけど、楽しそうなので行ってみます。
しらすに桜海老、早速試食に群がる私達。マグロのホホを焼いていたおばちゃんがレプリカユニホーム姿の私たちを見て「それ、どこの制服?」と聞いてきました。
甘鯛、鰈、秋刀魚…。友人へのお土産の干物を選びます。いつもお世話になっているので、今日のように外に出かけた際には何か特産を送るようにしています。
買い物を終え、灯台へ向かいます。
御前埼灯台の手前のお土産屋で車を停め、散歩をすることにします。
曲線の水平線を望むことが出来る “地球が丸く見えるん台”にやって来ました。目の前に青い海が遠くまで広がっています。
次に目指すのは“恋人の聖地”です。御前崎ケープパーク・潮騒の像という所だそうです。
お土産屋で詳しい行き方を尋ね、教えてもらったとおりに海岸線に沿って車を走らせていると、遠くの崖の上に像がチラッと見えました。
「あんなに高い所にあるのか」。
妻も、「間に合わなくなる、行こうよ」。
時間を考えると行けそうにないので諦めました。私達家族には、試合に遅れる事の方が大問題です。
三菱のお店に到着しました。
ゆっくりしたかったのですが、試合時間が迫っていたので、急いでスタジアムへ向かいます。
スタッフの方が近くまで送ってくれました。
スタジアムの前の広場には、たくさんのお店が並んでいます。緑茶の試飲もありました。せっかくだから富士宮焼そばを食べようと並んだのですが、あまりの行列に断念しました。結局スタジアム内の売店で、お弁当2個と普通の焼きそば、ジュビロかつ重を購入し、みんなで分けて食べました。
開始2分で磐田のジウシーニョ選手に先制されてしまいます。
0−1のまま後半へ突入。なかなか点が入りません。
71分、闘莉王選手の落としたボールを阿部選手がシュート。見事に決まり同点です。
79分、闘莉王選手が逆転のゴールを決めました!
私の得点者予想も見事的中。思わず妻の肩を叩いてしまいました。
そのまま試合終了。2−1でレッズの勝利です。
試合後、サポーターから手渡されたフラッグをマントのようにしてサポーターの元に駆け寄る闘莉王選手を見て、涙が出そうになってしまいました。
試合が終わると、スタッフの方が迎えに来てくれました。主要道は混んでいるので、裏道を抜けて帰ります。途中、茶畑に風車のようなものが沢山あったので何かと尋ねると、新芽に霜が降りないように風を当てるのだと教えてくれました。
新鮮な海鮮を食べようと清水に寄り道することにしました。先週の試合でエスパルスに勝っていなかったら、さすがに行く気にはならないですけど、エスパルスドリームプラザの清水すし横丁へ。試合の日は、エスパルスの選手も来ることがあるのだとか。今日は万博で試合なので、さすがに来ないですね。
少し早めの夕ご飯。目当ては生しらすと、昨日漁が解禁されたばかりの生桜海老。子供達は食べ盛り。妻も「好きなだけ食べなさい!」と言っています。値段を見ると、そんなに高くなく、むしろ安いのでは?ちょっと安心しました。
さあ、帰ろう。高速に乗る前にガソリンスタンドへ。
しばらく走ると子供たちが寝たようなので、車内のボリュームを下げ、CDをジャニーズから、徳永英明さんのアルバムに変えます。最近話題のカバーアルバムです。
昔の曲を聴きながら、「私たちの時代はこの曲よね」と妻。
子供達が中学に入ってからは、部活動だったり、友達と出かけるようになったりで、一緒に出かけることも少なくなりました。会話も、最近の若いアイドルの話にはついていけません。だから、レッズは私にとって、娘たちとの大切なコミュニケーションツールなのです。妻は、「私もこの子たちと一緒にジャニーズのコンサートに行くようになるのかしら」なんて言っていますけど。
お土産売り場をうろうろ。立ち寄った所のお土産を見て回るのは、けっこう楽しいです。金太郎にまつわるお土産、饅頭とどら焼を発見。さっき車内で、「足柄山って、金太郎の育った山だよ。金太郎土産ってあるのかな」と妻と話していました。子供達は、美味しそうにソフトクリームを食べて、幸せそうな顔しています。
今まで、特に何もすることもなかった結婚記念日ですが、16回目は忘れられない記念日になりました。妻とはこれからも仲良く、いろんな記念日を一緒に迎えたいと思います。子供達はこれからもっともっと、自分の世界を広げていくでしょう。けれど、レッズを好きな気持ちだけは変わらずに、いつまでも一緒にスタジアムへ通える家族でいたいと願っています。